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【ピカチュウ対戦チュウ!】こうそくいどうはふたつとひとつ【最終1861 4位】


はじめに

こんにちは。
今回はインターネット大会「ピカチュウ対戦チュウ!」に参加しました。
ピチューピカチュウライチュウの3匹を絶対選出するシングルバトルです。

戦績

TN PikakinTV 最高 1885 最終1861 4位

後で気が付いたが特殊ルールのインターネット大会では3大会連続1桁らしい。
流石に上振れてる感もあるけど素直に嬉しいね。

考察の流れ

まずは使えるポケモンの簡単なスペックから。

(太字はよく使われる技、赤字は個人的に強いと感じた技)
ピチュー
20-40-15-35-35-60
<有用技>
物理:きしかいせい、じたばたねこだまし、のしかかり、メガトンキック、アイアンテール、じゃれつく
特殊なみのりエレキネット、ドレインキッス
変化:悪巧み、甘える光の壁リフレクター、眠る、守る、エレキフィールドこらえるアンコール、くすぐる

ピカチュウ
35-55-40-50-50-90
<有用技>
上記+
物理電光石火フェイント穴を掘る泥棒、瓦割り
特殊
変化高速移動うたう

ライチュウ
60-90-55-90-80-110
<有用技>
上記+
物理ギガインパクト、ぶん回す
特殊:破壊光線、気合玉
変化:スピードスワップ、怪電波

ライチュウA
60-85-50-95-85-110
<有用技>
上記+
物理
特殊サイコキネシスサイコショックワイドフォース、未来予知、アシストパワー
変化:マジックルーム、瞑想
(怪電波、歌うは覚えない)


このルールの特徴としては、

素早さ操作の方法が限られている
→プールの狭いルールでは同速を避けるために相手の素早さを下げる、というのはよく行われる手法だが、今回はお互いの素早さに干渉できる技はダイアタックと高速移動、エレキネット(Aライチュウ以外には無効)のみである。
当然ダイジェットも覚えません。(空を飛ぶピカチュウがいれば…)

全員に抜群を取れる技は地面技のみ
→Aライチュウに対する悪技以外は穴を掘る、もしくは穴を掘るベースのダイアースでしか抜群をつけない。
種族値を見れば分かるようにピカチュウ族はHBが低いため、アイテムなしでは電気玉ピカチュウライチュウのダイアースを耐えることが出来ない。
一方で、非ダイマ時は1ターン隙をみせる上に守るや相手の穴を掘るで躱されやすいため扱いが難しい。

スリップダメージが存在しない
ダイロックやダイアイス、ステルスロック系の設置技を覚えないため、気合いの襷を潰されることがない。
そのため、襷ピチューは確定で相手のダイマックスを2ターン凌ぐことができる。


これらの特徴を踏まえ、構築コンセプトを以下のように設定した。

コンセプト
相手に先にダイマックスを切らせ、高速移動からの後発ダイマックスで打開する

まず①について、非ダイマで撃てる技ながら同速ゲームを回避できる高速移動はこのルールが始まった当初から強い技だと感じていました。
このルールではダイアースの火力が過剰なため、火力面が上がらない点も特に気になりません。

しかし、先ほど述べたように相手にダイマックスを切られると高速移動を積む暇がありません。
一方で、②で触れたように相手のダイマックスがない状況であれば穴を掘るを撃つには2ターンかかり、他の技もそこまで打点にならないため簡単に高速移動を積むことができます。

そのため、相手に先にダイマックスを切らせたいです。
先発のポケモンで相手にダイマックスを強要出来れば、③で触れたようにピチューで2ターン使わせられるためダイマックスを枯らした状態で高速移動の起点を作ることができます。


先発のポケモンに求められる条件は、「相手にダイマックスを切らせるorダイマックスをしてこないなら突破して数的有利を作れる」ことです。
細かくは個体紹介にて触れますが、これを満たすポケモン"高速移動+アンコール+穴を掘る"を搭載したアローラライチュウが最適だと思いました。

ピチューは初手ダイマックスを枯らして積みの起点を作るための襷型とし、ピカチュウは高速移動を積めるだけの耐久を確保しつつ火力の出るHB電気玉型とし、後発ダイマックスとして抜いていく形が確立されたところで構築の完成としました。


個体紹介

ライチュウ
サーフテール/シュカのみ
無邪気 H148 B252 S108/154-105-102-115-94-158
なみのり/あなをほる/高速移動/アンコール

最速ピカチュウ+2
陽気電気玉ピカチュウ猫騙し+電光石火*3を確定耐え
なみのりでASピカチュウ確定2発

先発要因。
考察の流れの項でも触れたが、このポケモンの役割は相手に先にダイマックスを切らせるor数的有利を取ることです。

相手がダイマックスをしてこない場合、守るや身代わりなどの補助技や猫騙しなどの行動には上からのアンコールが刺さります。
また、ダイマ適正も十分ある構成になっているので、相手のライチュウに瞑想や悪巧みなどを悠長に積まれた場合でも高速移動からのダイアースで対面を勝ち切ることができます。

通常ライチュウではない理由は単純にエスパー耐性が大きく、相手のアローラライチュウエスパー技を連打されるだけで非ダイマ同士の殴り合いで負けてしまいますが、アローラライチュウではその心配もありません。

波乗りは穴を掘る以外の安定打点が必要な中で、①リフレクターや甘えるの影響を受けない、②ライチュウの身代わりを割れる、③ダイマックス時に2発目以降の火力が上がるといった条件から採用。
想定通りの削りをしてくれました。

また、先にダイマックスを切らせるという同様のコンセプトの構築は猫騙ピカチュウ+アッキライチュウのパターンもありますが、そのような構築と戦う際HBライチュウは初手のピカチュウに有利を取れるのが1800後半のレート帯で戦うにあたって大きかったです。


ピカチュウ
避雷針/電気玉
陽気 H220 B252 S36/138-75-92-63-70-126
なみのり/あなをほる/高速移動/アンコール

最速ピチュー+3
ダイマ状態の特化ピチュー猫騙し+じたばた(200)+ダイマ状態で特化ピカチュウの電光石火を確定耐え
波乗りで個体値を下げていないピチューのタスキが発動しない(じたばたの威力軽減)

後発ダイマ枠。
火力に振っていないがこれでも十分な火力が出るので耐久振り。
相手の後発要塞ライチュウに対してもアッキのみを発動させないことを徹底すればピカチュウで押し切ることが出来ます。

こちらも穴を掘る以外の安定打点として波乗りを採用。
過程こそ違うもののライチュウと同じ技構成になったのはなかなか面白いですね。

ピチュー
避雷針/気合いの襷
せっかち A252 C4 S252/80-92-18-56-40-123
じたばた/エレキネット/甘える/アンコール

耐久最脆(フェイント等の低火力技でもじたばたが最大火力出るように)

ダイマ枯らしの襷&最低限の対面的な動きが出来るようAS。
エレキネットでAライチュウを抜くために陽気での採用は確定であったが、Sに振っていないピカチュウの上からじたばたを打って負けてしまった試合もあり、その辺りの調整が地味に難しいと感じた。
(本来はピカチュウピチューのラス1対面を作るべきではないが)

メインウェポンのじたばたと起点回避のアンコール、主にダイマ中のAライチュウに撃つエレキネットと通常ライチュウのナックルをケアできる甘えるで技構成は確定。
安定打点ののしかかり等も欲しいと思ったが流石にこれ以上に強い技構成にならなそうだったので採用せず。

おわりに

最高1885ということで、個人での剣盾インターネット大会瞬間最高レートを更新出来たのは良かったですが、せっかくなら1900に到達したかった。序盤だったけど1戦回線切れたのが悔やまれる、、
とはいえここ最近は1桁を安定して取れているので、この調子で次こそは1位を取りたいですね。


ではまた。