インターネット大会、「ウルトラファイナル」に参加しました。
ルールは所謂全解禁シングル、持ち物被りもポケモン被りもアリというとんでもルールです。
ある意味敷居が低いのでいつもより人口は多かった印象ですね。
90戦やるのは疲れるし、特に順位が欲しいわけでもないので1ロムのみの参加です。
目標レートの1900には届きませんでしたが後から振り返るためにも残しておこうと思います。
構築の経緯
特に独特なポケモンを採用しているわけでもないので簡単にまとめます。
だいたいの伝説に対面から勝てる剣舞ギガインパクトZアルセウスからスタート。
上記のアルセウスがあまり居座りたくないマーシャドー、イベルタル、日食ネクロズマに比較的安定して投げられるポケモンとして、耐久に振ったゴツメイベルタルを採用。
等倍高火力で殴ってくるグラードンやカイオーガが面倒そうだと感じたので選出抑制の意味も兼ねてグラードンとレックウザを採用。
タイプの補完的にフェアリータイプと鋼タイプが欲しいので対応したアルセウスを採用。
完成。
対面性能の高いポケモンを集めつつ最低限のサイクルを回せるようなイメージです。
個体紹介
性格:陽気
実数値:381-339-276-×-277-372
努力値:0-252-0-×-4-252
特性:マルチタイプ
持ち物:ノーマルZ
技構成:神速/シャドークロー/ギガインパクト/剣の舞
・ASぶっぱ
対面からなら殆どの伝説枠に打ち勝つことが出来、非常に初手性能が高いです。
殆どサイクルを回せない環境なので、ステロ+積み展開が流行ると考えていた(実際はそうでもなかった)ので、ステロ撒きとして採用されやすいであろうグラードンとアルセウスを一舞Zで倒せるようギガインパクトを採用しています。
吠えられたところでディスアドでも何でもないので舞い得ですね。
サブウェポンはゴーストタイプ(霊アルセ、ルナアーラ、マーシャドー)への打点となるシャドークローを採用しましたが、鋼への打点となる地震も欲しい場面が多くありました。
神速による詰め性能があるのでHPが削れていても残しておくとプランが立てやすくなります。
ウルネクのZ耐えるまで耐久振った方が強いです。たぶん。
(↑なんかこいつだけgif小さくね…?)
性格:図太い
実数値:417-×-312-×-232-279
努力値:96-×-232-×-0-180
特性:ダークオーラ
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:イカサマ/毒々/羽休め/挑発
・ステロ+意地アルセウスのA+2珠神速93.7%耐え
・最速日食・月食ネクロズマ抜き
アルセウスからの安定した引き先になれる優秀なクッション枠です。
このポケモンを考案した時はめちゃくちゃ強いだろうと浮かれていたのですが、蓋を開けてみると出会うイベルタルはみなHBでゴツメを被っていました。悲しい。まあ、強かったんですけどね。
技はアルセウスやレックウザ、ネクロズマへのメインウェポンとなるイカサマと場持ちの良くなる羽休めは確定です。
今回はミラーやゼルネアス等の積みに合わせて撃つための毒々と一般起点作りポケモンに撃てたり、面倒な相手の動きを止めたり何かと使い勝手の良い挑発を採用しました。
蜻蛉帰りも面白い性能をしていて使いたかったのですが、少しコンセプトからズレてしまうので没としました。
もし使うならイベルタルのSを落として鉢巻レックウザやスカーフカイオーガなどと組み合わせると面白いかもしれません。
性格:意地っ張り
実数値:351-504-236-×-237-329(メガ後)
努力値:0-252-0-×-4-252
特性:デルタストリーム
持ち物:拘り鉢巻
技構成:画竜点睛/Vジェネレート/神速/滝登り
・ASぶっぱ
対グラカイで一番強そうなポケモンとして採用しました。
ただ対アルセウス性能が結構低いので、選出する相手は選ぶ必要があります。その代わり、有利対面では裏に大きな負担をかけたいため意地鉢巻で使いました。
lv100ルールだと準速でも最速100属を抜けるのがいいですね(S13スペレぶり2回目)
技は全員が採用するであろう3つと通りが良くグラードンをワンパン出来る滝登りとしました。
Vジェネレートは対鋼への打点ですが、威力180のバケモノ技なので画竜点睛と同じだけの火力が出ます。そのためS下降を無視すれば交代読みの必要がない点は注意しておきましょう。
思ったより出せなすぎたからもっと耐久振って行動保証持たせるべきだった。
性格:意地っ張り
実数値:397-473-356-×-253-216
努力値:224-136-0-×-148-0
特性:終わりの大地
持ち物:紅色の珠
技構成:地震/炎のパンチ/ステルスロック/電磁波
・A11n
・控えめカイオーガの冷凍ビーム3耐え
対カイオーガは勿論ですが、特に出て来られると対処の難しい鋼アルセウスの選出抑制が主な役割です。
伝説相手はだいたい勝てないので正直出したくないのですが、厄介な相手への牽制と言う意味では構築に入れざるを得ない枠なのかな、と感じています。
ただし一般枠に対しては滅法強く、たまに入っているカプ・コケコやテッカグヤの処理が楽になるという点では大きな存在でした。
技は安定打点の炎のパンチと地震で運用。自分でダメ計した限りでは断崖の剣が必要な場面は無さそうでした。
また、サイクルの中で裏の一貫を作ることのできる技としてステルスロックと電磁波の採用となっています。
性格:臆病
実数値:423-×-276-298-276-372
努力値:168-×-0-88-0-252
特性:マルチタイプ
持ち物:精霊プレート
技構成:裁きの礫/大地の力/瞑想/自己再生
・意地っ張り鉢巻メガレックウザの画竜点睛耐え
・D4振りウルトラネクロズマを裁きの礫で確定
・最速
ここまでの4匹では自分の使っているようなHBイベルタルが重いため、フェアリータイプの中で最も強いアルセウスを採用しました。
(ゼルネアスはサイクル性能がないためこの構築では論外)
回復技があるのがめちゃくちゃ強くてイベルタルとサイクルのペースを合わせられます。
技はメインウェポンの裁きと自己再生、サイクル途中でペースを変えられる瞑想は確定とし、ラストの1枠は範囲をとって大地の力を採用しました。
鬼火が欲しい場合も多々ありますが、その役割は後述の鋼アルセウスに任せることにしました。
性格:臆病
実数値:431-×-276-289-277-372
努力値:200-×-0-52-4-252
特性:マルチタイプ
持ち物:鋼鉄プレート
技構成:裁きの礫/鬼火/瞑想/自己再生
・D4振りカプ・テテフを裁きの礫で確定
・最速
ここまでの5匹では自分の使っているようなフェアリータイプのアルセウスなどが重いため、鋼タイプの中で最も強いアルセウスを採用しました。
(日食ネクロズマは対イベルタル性能を考えて没)
回復技があるのがめちゃくちゃ強くてイベルタルとサイクルのペースを合わせられます。
技はメインウェポンの裁きと自己再生、サイクル途中でペースを変えられる瞑想は確定とし、ラストの1枠はサイクルを回しやすくなる鬼火を採用しました。
地面技が欲しい場合も多々ありますが、その役割は前述の妖アルセウスに任せることにしました。
とにかく「見えない」鋼枠であることが強すぎました。
グラ+レック+イベル+無アルセ+妖枠+鋼枠、みたいな組み方がまあ無難で強いって感じなんですかね〜
マッチングした中でもこういう組み方をしてる人はレートが高かったような気がしますね。
インターネット大会なので事前の対戦環境もない中でこれに対するメタを見つけるところまで考察するのはなかなか難しかったです、、
辛かったポケモン
・身代わり気合い玉ゼルネアス
・ねむねごでムンフォ引き続けるゼルネアス
・剣舞エッジウルネク
・上振れホウオウ
・レンチで凍らせてくるマーシャドー
・瞑想を大地Dダウンで対策してるアルセウス
おまけ 選出抑制について
Q.
さっきから何度か選出抑制という言葉を使っていますが本当に効果あるんですか?
A.
考察段階で特に出てきて欲しくないと思っていたポケモンが2匹ほどいて、カイオーガと鋼アルセウスでした。
これらに安定して投げられるのはグラードンですが、グラードンというポケモンがカイオーガ以外の伝説ポケモンに基本弱いこともあってあまり出したくありません。
そこでグラードンを左上(+カイオーガに強いレックウザを右上)に置くことでこれらの選出を抑制することを考えました。(もちろん出てきても対処出来るような出し方はするが)
その結果が以下の通りです。
カイオーガの選出回数 : 2回/13
鋼アルセウスの選出回数 : 0回 (選出画面でタイプが分からないため母数不明)
一応選出率は少ない結果となりましたが、実際に効果があるのか元々出しづらいのかはよくわかりません。
まあこんな考え方もあるよね、って程度に思っといてください。(投げやり)