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【ユキハミ1on1優勝】両対応ユキハミ

はじめに

今回は春神(@harugami26)さん主催のユキハミ1on1に参加しました。

kartanawritings.hatenablog.com




……



何なんすかねこれ(芹沢あさひ)



結果は予選6-1で1位通過、決勝リーグ6-1で33人の中で優勝することができました。



レギュレーション

・ユキハミのみを使える11シングル

・シングルバトルのノーマルルール
TODが可能(いつもの)

ダイマックス禁止

・進化の輝石禁止

考察

前提としてできるだけ「全対応を目指す(確定で負けの相手を作らない)」、「すべての型に対し同じ技から入れる」ことを目標に考えました。



まず、ユキハミの覚える技から考えます。
なんと17個しか技を覚えることができません。
(採用する意味があると感じた技を赤字で示しています)

物理技
空元気/虫食い/氷柱張り

特殊技
粉雪/虫の抵抗/いびき/凍える風/輪唱/虫のさざめき/ミラーコート/妖精の風

変化技
眠る/守る/メロメロ/身代わり/こらえる/寝言


”自身の火力を上げる技がない”、”回復技が眠るだけ”なので、
物理最高打点である火炎玉空元気と、特殊最高打点である眼鏡さざめきをどちらも確定4発に抑えれば完全に受けきることが出来ます。

しかし、それぞれ特化しても眠るの回復が追いつかないため、別の方法を考える必要があります。

意地火傷空元気→HB特化
34.3%~40.8% 確定3発

控え目眼鏡さざめき→HD特化(氷の鱗粉)
32.8%~38.6% 乱数3発(98.6%)



まずは特殊方面について。
これは虫の抵抗で相手の特攻を下げれば受けきれそうです。身代わりが裏目ですが、その場合は眼鏡ではないのでひとまず妥協しておきましょう。*1

ここまでで、
HD : ランク-1の眼鏡さざめきを3発耐える程度
虫の抵抗/眠る/何か/何か 

まで決まりました。


次に物理方面について。
自力でBを上げたり相手のAを下げる手段がないので、空元気を受けきる手段はアッキのみだけです。*2
しかし、きのみは空元気を採用しない物理型のメインウエポンである虫食いで食べられてしまうため解答にはなり得ません。

そこで、飛んでくる物理技がどちらも接触技であることを利用してゴツゴツメットのダメージと合わせて殴り勝つことにしました。

虫の抵抗→眠るで入ることによって鉢巻虫食いや火炎玉空元気であった場合でもゴツメダメージを4回入れることが出来ます。

火炎玉空元気に対しては、ゴツメダメージ4回+火傷ダメージ4回+虫の抵抗で確定で落とせます。
鉢巻虫食いに対しては、ゴツメダメージ4回+虫の抵抗で落とせないため、寝ているターンに攻撃できる寝言と虫のさざめきを採用しました。
虫のさざめきは身代わり貫通、追加効果のDダウン、高威力と欲しい条件を全て満たしているのが素晴らしいです。*3


こうして出来たユキハミがこちら。

個体紹介


性格:呑気
実数値:137-×-78-65-67-22
努力値:252-×-124-×-132-×
特性:氷の鱗粉
持ち物ゴツゴツメット
技構成:虫の抵抗/虫のさざめき/寝言/眠る

H : TOD判定のために振り切り
HB : 意地火傷空元気確定3発
HD : ランク-1控えめ眼鏡さざめき乱数3発(9.6%)
S : TOD判定を利用する際Sが遅い方が有利なので最遅

メロメロを使う人は♂にする可能性が高いと踏んで♂個体使用(気休め程度)

無駄にダイマックス飴をあげた




初手は必ず虫の抵抗から入ります。

火炎玉や鉢巻、眼鏡など単純に殴ってくる相手に対しては上記のムーブで勝つことができます。(鉢巻のみ寝言で攻撃技を1回引く必要があるので勝率9割弱)



ここで問題になってくるのが特性鱗粉でCダウンを防いでくる特殊型と、初手身代わりで虫の抵抗を躱してくる型、耐久型ミラーです。


特性鱗粉の場合
鱗粉の採用理由は凍える風、虫の抵抗の追加効果を防ぐためなので、恐らく特殊アタッカーだと考えられます。

このとき氷の鱗粉のユキハミと特殊技を撃ち合うと不利なので、上から2発殴る型を採用するはずです。

つまり、耐久に振る余裕はほとんどないので、虫の抵抗+虫のさざめきで倒すことができます。


もし耐久に振った眼鏡型だった場合、寝言で攻撃技を2回引くか、虫のさざめきで高乱数を狙う必要がありますが、それでも50%程度の勝率は保てます。


初手身代わりの場合
虫の抵抗2発でまず身代わりを壊します。
相手のさざめきのダメージを見て、火力アップアイテムを持っていなければ受け切って勝てます。
火力アップアイテムを持っている場合は寝言の運次第ですが、虫の抵抗を引くか身代わりに対して虫のさざめきを引けば勝つことができます。相手が調整していてCを削ったりしていると更に勝率は上がります。(相手が特化かつ最適解を選んだ場合で勝率33%)


耐久型ミラーの場合
基本的に虫のさざめきのDダウンを狙っていきます。
虫のさざめきを16回+寝言で期待値5.3回撃てるので、まず撃ち合っていれば相手のDが下がります。

虫の抵抗がない型の場合、Cが下がっていないので相手のDを下げていけば打ち勝てます。

技構成含めてミラーの場合は、まずS関係を確認します。相手の方が速い場合は最終ターンの一つ前に眠って最終ターンに寝言で攻撃してTOD判定勝ちを狙います。
もしこちらが一方的にDダウンを引いていて判定で不利そうなら最終ターンに眠ることで引き分けに持ち込みます。もし相手のHPが振り切られていなければ判定勝ちです。

同速の場合、これもまずはさざめきを連打してDダウンを狙います。恐らく相手も同じ行動を取ってくるので、先にDダウンを引かれた場合はTODの引き分け狙いに移行します。

この辺はアドリブではありますが、基本的に状況が悪くなっても引き分けに持ち込める、もしくは勝率50%をキープできるのが偉いです。




負けた試合は、予選でやまおさんに一度Cを下げた後身代わりで虫の抵抗をかわされて急所に当たった試合と、決勝リーグで再戦のしっとさんに最終ターン同速勝ちをしてしまいTOD判定で負けた試合の2つでした。

対戦していただいた皆さん、ありがとうございました。

おわりに

主催、運営の方々は長い間お疲れ様でした。
予選から決勝までさまざまなユキハミが見れて面白かったです。
僕も何かニックネーム付ければ良かったな…

予選含めた戦績なら2位のゆうちゃまさんに負けていますし、正直型自体は考察した人なら思いついている型だと思いますが、どの型に対しても最低限の勝率が保証されていて、かつ細かいところを詰めて考察段階で動きを決めていたので対戦中に迷うことが無かったのが勝因かなと思います。


そろそろ6月のインターネット大会も発表される気がするので楽しみですね。
ではまた次の特殊ルールで会いましょう。



(サムネ用)(かわいい)

*1:ミラーコートで特殊を対策する方法もありますが、ほぼ守るが必須になってしまうことと、身代わり等の裏目の択に無力であるという理由で没になりました。

*2:厳密には食べ残しでも可能だが、急所の被弾回数を考えると高い勝率を保てないと判断した。

*3:実はいびきの方が確実ではあるが、特殊型に対しては早めに複数回虫の抵抗を当てておきたい、耐久型ミラーでは虫のさざめきのDダウンを多く引いた方が有利なので、個体数を考えてこちら側の勝率の底上げをしました。